my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

Homecomings presents "BOWLER'S DELIGHT"@O-nest を観る

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ようやく念願のHomecomingsのライブを観てきたぞー!ウォー!

 

思えばこんな駄文を書いたのはちょうど去年の今頃だったのです。

yukikaze-ox4.hatenablog.com

 

文中にもある通り、ワンマンライブが終わったのは数日前。そこからライブ予定をチェックする日々。結局予定が合わずに一年経ってしまったというワケで。ようするに待望のライブだったのです。アタクシ的に。

 

で、当日。19:00開場にも関わらず18:30頃にはO-nestの入ってるビルの周辺をウロウロするアタクシ。本来ならば不審者・職質待った無しな案件ではありますが、土地柄そんな人達ばっかなので悪目立ちすることもなくオンタイムで会場へin。バースペースで暫くボンヤリする。今回はかなりの良番だったので、早々にフロアへ。なんなら最前も陣取れそうなところをグッと我慢して後ろの段差の上をキャンプ地とする。柵もあるから身を預けられるし体力的に大変助かるのだ。見晴らしもいいし。今回は開場前から混雑が予想される旨のアナウンスが頻りに聞かれた。やっぱ待ってた人が多いのかな。

 

そんなこんなで19:30にThe Wisely Brothersスタート。voの晴子さんが金髪!Mikikiで片寄さんと受けてたインタビューの時は黒髪だったような。いずれにせよキュート。この時点で色々とブチ上がる。

mikiki.tokyo.jp

音もローファイっちゃローファイなんだけど、なんかシンプルで、かついいうた。こりゃ最高じゃないですか。音源で最初聴いた時はあんまりピンとこなかったんだけど、やっぱライブだと聴こえ方が変わってくる。そしてベース和久利さん・ドラム渡辺さんのコーラスがまたいい。コレも音源で聴いてた時には全然耳に入ってなかったんだけど、楽曲がシンプルゆえコーラスでグッと彩りを増すというか、ミニマムな編成がゆえのカラフルさ。これは長く観ていたい。恥ずかしながらあまり期待していなかったのが軽やかに裏切られてしまった。こういうことがあるからライブ通いはやめられんのです。

 

そして20:30を少し過ぎたくらいで真打ちHomecomingsスタート。なんなんだろう、このギターサウンドから溢れ出る青春感は。そもそもアタクシ、こんなキラキラした青春な感じを実体験したことなど一度もないというのに。数十年の時を越えて去来するニセの記憶。イヤ、これがつまり「流動体について」か!(←違います)

 

それはさておきvo畳野さんの佇まい、予想していた通り、いやいやそれ以上にステキ。そして福富氏の"ナチュラルボーン末っ子感"。イイ対比。MCで「Symphony EP」について熱い思いを吐露する畳野さんと、美容院で期せずして松坂桃李と同じ髪型にされたというニーズゼロの駄話を披露する福富氏。なんなんだこのフリーダムな空間は。メンバーは元よりフロア全体をも苦笑せざるを得ない魔空間に引きずり込む福富氏の手管、見習いたい。

 

MCについて色々書いたけれども、それはサウンドが言うまでもなく素晴らしいからである。ということは改めて念押ししておきたい。楽曲がここまで粒揃いなバンドは現行のシーンでも稀有な存在なんじゃなかろうか。ここまで来るとあとはもう無い物ねだりっぽくなるけれど、フロアがシンガロングするようなアンセムが出来たら最強になるでしょどう考えても。この辺りについてはNegiccoへの楽曲提供みたいな外仕事を経てどう変わっていくのか、注視していきたい。

 

ライブ終盤、"PLAY YARD SYMPHONY" ~ "HURTS" ~ "PERFECT SOUNDS FOREVER" の流れが神がかり過ぎてアタクシ失神寸前。特に"PERFECT SOUNDS FOREVER"は、そもそもこの曲を聴いたのがHomecomingsを知ったきっかけで、YouTubeのコメント欄にあった「荒井由実 meets Teenage Fanclub」という的確過ぎる表現に出会っていなかったらスッと通り過ぎていたかもしれない、という個人的思い入れトップの名曲。その曲を遂にライブで聴けた喜び。諸君も想像してくれ給えよ。ウヒョー。

 

バンドも用意していなかったというWアンコールが掛かるのも納得という素晴らしいライブでございました。あゝ、来て良かった。そして次のワンマン@渋谷WWWは当然チケット押さえてあります。こっちもスゲー楽しみだ。

 

 

SYMPHONY

SYMPHONY

 

 

 

SALE OF BROKEN DREAMS

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