my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

ROTH BART BARON "BEAR NIGHT"@LIQUIDROOM を観る

ちょっと今更感はあるものの、下書きだけしてあったのでアップしてみますよ。

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 12月というか、年末年始は死ぬ程忙しくなることが確定的な為(そして実際ちょっと死ぬ)あまり予定を入れず、休日も部屋でじっとして過ごすことにしているアタクシですが、たまたま12/20が休みになったことでムズムズしてしまいギリギリで決断、即チケットを取って恵比寿に行ってしまいました。

 

ワンマンはほぼ皆勤賞で行くくらい好きなバンドであるROTH BART BARON、今回のライブは9人編成のフルバンド形式ということで、やはりファンとしては見逃す手はあるまいて。いつもはkeyの西池さんがギター・ドラム・ホーン以外のあらゆる音を一手に引き受けて出している印象があるんだけど、はてさてどんな感じになるのか、行く前から楽しみMAXでありました。やっぱライブには「誰がどの音を出しているのか確認する」っていう楽しさがあると思うのですよ。

 

んで、当日。タイムテーブル的にはゆっくり行っても良さそうな感じだったけど、何となくソワソワしてオンタイムに会場に着いてしまうアタクシ。何せ根っからの貧乏性ですから。とりあえず開場まで上のフロアでボンヤリしてたんだけど、メンバーが普通にスタスタ歩いててちょっと感動。ディスクユニオンとのコラボ企画らしいメンバー推薦のアナログレコード展示と横のコメントをじっくり堪能させて頂く。三船さん御自ら淹れてくれるコーヒーには長蛇の列が出来ていたので軽やかにスルー。なんかMCで「時間内に収まらなくてすいません」みたいなことを言ってたので大人気だったんですねえ。でも三船さんのファンならそりゃ並ぶよな。

 

メインフロアでボンヤリしてるとオープニングアクトのBENBE登場。from札幌で東京初ライブとのこと。これが良かった。ホント良かった。4人組でギター・コントラバスバイオリン・vo&gという編成。ジャパニーズフォーク的というか、アイリッシュトラッド的というか。vo氏の個性的なルックスとも相まって目が離せなくなってしまった。楽曲もイイし、小さい会場で酒飲みながら観たら相当ハマりそう。


BENBE 『眠れない』

 

そんなこんなで個人的にかなり温まったところでロット登場。通常の三船&中原+key+ホーン3人の6人に加えてパーカッション・バイオリン・ベースの3人が加わって合計9人編成の大所帯。ステージ上に所狭しと置いてある楽器の数にまずテンションが上がる。音的にもまず専任のベースが入ったことで音の分厚さが段違い。今まではkeyで演ってたんだと思うけど、やっぱ違うもんだなあ。そこに加えて弾いて弾いて引き倒すバイオリン氏fromアメリカが新たな色を加えまくり。これは確かに過去に観たロットとは別物のカッコよさ!いや~ギリギリに決断したとはいえ、今日ライブを観ることに決めた自分に「GJ!」と言ってやりたい気分。これはマジに来て良かった。この編成の相乗効果なのか、三船さんの歌唱もホント熱を帯びて素晴らしい。ホーンの3人もいつも通り楽器をとっかえひっかえ吹きまくりの叩きまくりの弾きまくり。そして煽りまくりw 何故か3人共ジャケット着用という謎のドレスコードを自主的に(?)適用していたけど、それも相まってマジカッコよかった。

 

そしてラスト。「アルミニウム」で中原さんがアタクシの居た場所のすぐそばまで来てドラムを叩いていたのでありました。(他にもホーン隊もステージを降りて演奏)相変わらずこの曲を聴くと涙腺が緩んでしょうがないという病気は完治に至っていないので、今回も暗闇で独りちょっと泣く。ホントいい曲です。

 

平日開催ということもあって動員は若干苦戦していたようだけど、これは足を運んだ我々の大勝利と断言できる最高のイベントでございました。年一くらいのペースで主催イベントやってくれたら嬉しいなあ。

 


ROTH BART BARON 2016/12/20 BEAR NIGHT 17

 

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