my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

Negicco 「ネギの産地でこんにちネギネギ」@東京芸術センター 天空劇場を観る

f:id:yukikaze_ox4:20161113230146j:image

中野サンプラザNHKホールと観てきてすっかりハマってしまったNegicco。今回のツアーはNEGiBANDナシだというのでスルーしようかとも思ってたのだけれど、うっかりファンクラブ先行に申し込んでしまったので行ってきた。

 

会場の天空劇場はビルの21Fにある文字通り天空の劇場と呼ぶにふさわしい場所。キャパはそれ程でもないものの、後列の座席はかなり傾斜が取られていて見やすい作り。と言いつつアタクシの席は前部ブロックの最後列で、近い割にはステージとの高さの差が微妙でちょっと見づらくあまり良席とはいえないポジション(だと思ってた。始まるまでは)

 

ライブはメンバー3人とネギホーンズ3人という体制。基本はオケだけど生ホーンが入るだけでも躍動感が段違い。序盤の時点で「スルーしなくて良かった!」と過去の己の気まぐれに拍手を贈りたい気分に。前部ブロック最後列とは言え、それなりにステージに近いのでホールより臨場感が心持ち高めでメンバーの表情もよく見える。おじさん大興奮の巻。地方公演で小さめのハコで観るとこんな感じなのかなあ、とかちょっと考える。全通する人の気持ちも今ならちょっと理解できるかも。

 

その上、中盤のクイズコーナーやらライブ後半では頻繁にステージを降りて客席にメンバーがやってくるので、平静を装いつつ内心は気が動転しておりました。最後列だからこれがホントにめっちゃ近くまで来てくれるのよ!嗚呼、みんなカワイイのう。

 

アンコールでは12/20発売の新曲のお披露目(堂島孝平プロデュース!)があったり、盛り沢山で大満足のライブでございました。

 

とはいえ、今後のツアーの発表とかをちょっと期待していたので、そういったサプライズがなかったのはちと残念かも。我ながら欲張りですなあ。新曲聴けたからイイか。中々の名曲っぽかったし。

 

ライブでは「虹」が聴けたのが個人的ハイライト。この曲好きなんすよ。曲を書いた平賀さち枝は最近自分のライブでセルフカバーを披露したらしい。そっちも聴いてみたいなあ。

 

終演後、CD購入者には握手会があったみたいだけど、そういうのは「しまってくれんか…ワシには強すぎる…」というポム爺状態にアタクシがなってしまうのでパス。接触厨のメンタルの強さを見習いたい。

 

エレベーターで会場を出る所にマネージャーの熊さんがいて「この人がいなかったら今のNegiccoは存在しないんだよなあ…」とか思いつつ心のなかで最敬礼。その後は一人なのでどこにも寄らずとっとと帰宅。

 

今日のライブ観たら12月の苗場もスゲー観たくなっちゃた…けど残念ながらスケジュール的にムリなので、来年あるだろう次のライブに期待。日本武道館も2020年に向けて一度クローズしちゃうらしいし、どうなるんだろう。

f:id:yukikaze_ox4:20161113230204j:image

 

Negicco at NHKホール~TADAIMA~2016 Summer(BRD) [Blu-ray]

Negicco at NHKホール~TADAIMA~2016 Summer(BRD) [Blu-ray]

 

 

ティー・フォー・スリー

ティー・フォー・スリー

 

 

J2第39節 東京ヴェルディ vs 愛媛FC@味の素スタジアムを観る

f:id:yukikaze_ox4:20161106220802j:plain

2週連続で愛媛FCを観に行くシリーズ。今回は味スタへ出動。東京ヴェルディ戦を観に行ってきた。

 

しかし寒い。とにかく寒い。今季初のダウン着用。それでも観戦中は若干震える。でもそれは寒さから来たものなのか、試合のドキドキなのかは不明。

 

本日の味スタ、明治安田生命様から3000人の応援団が来場していたとのこと。その取組素晴らしい。ちなみに観客動員は7000人弱くらいだったはず。

 

いつもならスタには1時間前くらいに着く感じで移動してるんだけど、今日は寒いからギリギリな感じで移動。結局30分前くらいに到着。ビジター自由席、ゴール裏センター後方付近に陣取る。久しぶりに試合前練習開始に間に合わないスタ到着。でもしょうがない。だって寒いんだもの。

 

本日のスタメン。右WBに玉林。白井はサブにも入ってない。出停だったっけ?あとは前節と同じかな?

 

試合開始。前節同様、序盤からアグレッシブに押し込む展開に。イイヨイイヨー。しかしSB裏、両WBが使いたいエリアはしっかりケアされてる印象。なかなかいい形に持ち込めない。

 

とは言え表原のゴリゴリドリブルは健在。今日もボール受けて前向いたらとにかく果敢に突破を図ろうとする姿勢、素晴らしい。これでシュートが決まり始めたらマナブクラスなんだけど。

 

前半は危ないシーンはほとんどなし。守備は安定してた。やはり息吹・秀仁のダブルボランチの成長には目を瞠るものがある。あとは縦パスだけど、こればっかりは出し手・受け手双方の問題だからなあ。

 

後半、FKから失点。高木善朗の素晴らしいキックと、跳ね返りが児玉の頭にヒットするという少しの不運。しゃあなしだ。でもFKを与えたファウルは若干イージーなプレーだったような気がする(うろ覚え)

 

でもここで落ちないのが今期最大の収穫かも。昔はすぐにションボリしちゃってたもの。

 

そして阪野が同点弾を決める。前節に続いて泥臭く決めてくれた。もう松山に家買っちゃえよ。浦和はあんだけ前線のタレントダブついてんだから。

 

ここからオープンな展開に。息吹のゴール前ドフリーからのバー直撃弾に愛媛サポ全員ズコー&頭を抱える。バーに当てるほうがよっぽど難易度高いよ!

 

玉林out 安田晃大in 右WBに瀬沼が回り、晃大がシャドーの位置に。さすがに瀬沼に守備タスクは荷が重いのか、度々カウンターの起点になってしまった。だけどしょうがないか。

 

小島out 近藤in 晃大がボランチ、近藤がシャドーへ。晃大のボランチも中々ハマってる。スタメンでもいいくらい。運動量あるし。長い時間見てみたい気分。

 

浦田out 河原in 内田が左CBに回る。河原、ここで決めたら漢だ。

 

終盤、カウンター合戦。両者とも守備陣がギリギリ踏みとどまる展開に。観てるこっちのドキドキが止まらない。

 

結局ドロー決着。今節の京都の勝利によってプレーオフ出場の可能性が消滅。無念ナリ。

 

確かにプレーオフは出られないけど、前節に続いて今節も闘う姿勢を見せ続けてくれた選手たちには限りないリスペクトを。素晴らしい試合をしても勝てない時は勝てない。それがサッカーなのか。辛いけどまた出直しだ。

 

2週連続で愛媛FC の試合を観戦したけれど、やはりこの選手たちでの未来をもう少し観たい気分にどうしてもなってしまう。リーグはもう少し続くけど、来季の希望が持てる編成を、社長ひとつよろしくお願いします。

 

 

www.youtube.com

練習試合 松本山雅FC vs SC相模原@かりがねサッカー場を観る

続き。

 

f:id:yukikaze_ox4:20161106215937j:plain

J2松本山雅FC vs 愛媛FCアルウィンを観た後、松本で一泊して翌日の練習試合を観てきた。

 

大抵のJクラブは公式戦の翌日にサブ組中心の練習試合を組むので、一泊二日の行程で二試合サッカーが観られて、尚且つその内の一試合は練習試合だからタダというおいしい話。J2ヲタは日・月と休みを取るのがオススメだ。

 

練習試合が行われる「かりがねサッカー場」へは松本BTからバスで30分弱の美ヶ原温泉で下車、そこから徒歩で10分位の所にあるらしい。車がなくても全然行ける、思ったより交通の便がいい所だ。せっかくだから少し早めに現地入りして温泉に行くことにする。

 

f:id:yukikaze_ox4:20161106220027j:plain

バス停からすぐの日帰り温泉入浴施設「白糸の湯」へ。料金は大人300円。月曜の午前中なのに結構な混み具合。ちょっと意外。でも地元民に愛されてる証拠なのか。ボディソープやシャンプーの類は置いてないけど、露天もあるし、それなりの広さでなかなか良い温泉だった。

 

温泉出たところで時間は11時過ぎ。練習試合のキックオフが12:00なのでまだちょっと時間がある。というワケで少し早いけど昼飯にする。

 

f:id:yukikaze_ox4:20161106220106j:plain

 

ちょうど近くに蕎麦屋があったのでそこへ。「そば庵米十」というお店。開店が11:00だったのも助かった。勿論一人目の客がアタクシ。古民家を改造した店舗でめっちゃいい雰囲気。大せいろを食す。美味。

 

f:id:yukikaze_ox4:20161106220159j:plain

窓から差し込む太陽の光に思わず昼寝の誘惑を感じる。思わず日本酒を頼みそうになるが、しばし考え自重。これからサッカー観るしね…。

 

f:id:yukikaze_ox4:20161106220238j:plain

 

で、本日のメインイベント。かりがねサッカー場へ移動。ココもなかなかいい施設。天然芝一面・人工芝一面に屋根付きのフットサルコートが一面。管理棟もまだキレイ。出来たの最近なのかな。天然芝コートのバクスタ側には座席こそ無いけど段差が付けられていて観戦環境としては申し分なし。これは近所に住んでてヒマだったら通っちゃうなあ。常連っぽい方々は折りたたみチェアー持参で快適そうだった。羨ましい。

 

f:id:yukikaze_ox4:20161106220349j:plain

試合は双方サブ組ってのも関係あるのかイマイチピリッとしない内容。特に松本山雅はうーむな出来。一応勝ったけど。これは反町さんも悩み深いじゃろうて。でもパウリーニョやら當間建文やら武井択也やらが観られてタダなんだから、ここパラダイスですわ。ちなみに相模原には近藤祐介がいたのでありました。

 

試合後、周りをちょっと見学してサッカー場を後にする。バスでココまで来てたのはどうもアタクシ独りだった模様。(他の方々は車で来ておりました。当たり前だけど。ここもちゃんとそれなりの広さの駐車場があるんだよなあ)しかも他サポなのに。どんだけヲタなんだ?!と我ながら思う。

 

バスは30分に1本くらい。逃してもそこまでのダメージにはならないレベル。帰りのバスのチケットはバス停の直ぐ側にある謎の店で購入可能。

 

温泉と蕎麦とサッカーが楽しめるかりがねサッカー場ツアー。ヲタならオススメです。

 

 

J2第38節 松本山雅FC vs 愛媛FC@アルウィンを観る

f:id:yukikaze_ox4:20161105222717j:plain

何故か日・月と連休だったので1泊2日で松本へサッカーを観に行ってきた。

 

アルウィンは3年ぶりか。一度、高速バスで大渋滞に巻き込まれて試合に間に合わなかった事があった(´;ω;`) 結局、その時は松本市立美術館を堪能して帰ったような記憶が薄っすらと。草間彌生サイコー!

 

松本駅からアルウィンまではバスで30分くらい掛かるけど、バスは15分間隔で来るし、そもそもシャトルバス無料だし、ぶっちゃけ移動のストレスはあまり無い。クラブとアルピコの協力体制スゴい。嫉妬。帰りのシャトルバスもガンガン来るから、試合終了直後はそれなりの長さになるバスの待機列もサクサク進むしストレス極めて低し。コレってアウェイ民にとってはホント重要だし、おかげでアタクシのような何度もこのスタに通っちゃう人間が現れるのではないだろうか。

 

街中にスタがあるのは理想だけど、車社会の地方部だと駐車場が広く取れる郊外にある方が助かる人間は多いんだろう。その上でシャトルバスをガンガン増発できる協力体制があれば文句なし。でも難しいよねえ。

 

スタは屋根がメインにしか無いことを除けばほぼ完璧じゃなかろうか。欲を言えばコンコースがもう少し広いと助かるかも。でもグルメも抜かり無いし、そもそも雰囲気がスゴくイイし、いちいち最高。

 

愛媛FC&一平グッズ売り場は大行列になっていた。こんなところにも松本サポのリテラシーの高さが!一平を嫌いなドメサカヲタはいない!(ような気がする…)

 

それにしても寒い。ダウン着てもいいくらい。今回ソフトシェルを一枚余計に持ってきたのは大正解だった。でも靴下が短くてそこが寒い。この季節の服装はホント難しい。

 

んで試合。当日のメモから。

 

愛媛、出足良い。ちょっと意外。もう少し硬く行くと思ってた。もう勝つしか無いという状態のなせるワザか。カウンターもイイ感じ。左も右も形作れてる。特に左。内田→表原のラインが面白い。左サイド奥のスペース使えてる。対して右の白井は序盤、心持ち守備よりなポジショニングだった印象。時間とともに上がって行った感じ。

 

かなりいいと話には聞いてたけど、確かに表原素晴らしい。ボール持ったらとにかく前向いて仕掛けていく姿勢にかつてのマナブの姿を幻視するのはアタクシだけではない筈。これで点が取れるようになったら本物だ。

 

守備もハマってた印象。特に息吹・秀仁のダブルボランチが出色の出来。愛媛にまともなボランチがいなかった時代を知ってる身としては隔世の感あり。やっぱりボランチ大事だよなあ。

 

んで後半。展開がオープン気味になってきたところで阪野が泥臭く決めてくれた。体ごとゴールに飛び込むような魂のゴール。コレで盛り上がる!と思ったら直後にPKで失点。くそう。帳尻かよ。

 

ここからメンバー交代しつつ、さらなるオープンな展開に。とは言え蹴り合いという印象よりも焦れずしっかり繋いでゴールを目指す丁寧な試合運びにトライしていたと思う。そこにもクラブの成長を感じてちょっと嬉しい。昔は後半早々に走り負けていた時もあったと言うのに…。

 

ただ、双方勝ち越しはできずに結果ドロー決着。ココで勝てないのがまだ何か足りないということの現れなんだろう。でも、それを差し引いても今日の試合は素晴らしかったと思う。弱者が取り得る工夫を全てやった上での戦いを見せてくれた選手・スタッフには最敬礼。

 

ボランチの二人、息吹と秀仁は完全に愛媛の心臓になったと思う。高い運動量と絶妙なポジショニング。あとは縦パスをビシビシ通せるようになったらA代表待ったなしだ。

 

内田・白井の両翼も大変素晴らしい。白井は前半、ちょっと自重気味にも感じたけど、それでも二人からのクロスと縦への意識は完全に相手を押し込んでいたと思う

 

あと表原。ボール持ったら前向いてドリブル。ゴール見えたらシュート。シンプルでエゴイスティックなプレー。でもスゴくイイと思う。あとは結果のみ。そしたらマナブや堀米に続く愛媛の小兵の系譜に名を連ねることを許されるだろう。

 

当たり前の話だけど、いい試合しても勝ち点3は持って帰れないんだからサッカーは難しい。でもいい所まで来てる…ように感じるのはアタクシだけではない…と信じたい。このメンツでのサッカーをもう少し長く観ていたいのですよ。

 

f:id:yukikaze_ox4:20161105222940j:plain

 関係ないけどこのダンマク好き。

 

www.youtube.com