my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

J2第38節 松本山雅FC vs 愛媛FC@アルウィンを観る

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何故か日・月と連休だったので1泊2日で松本へサッカーを観に行ってきた。

 

アルウィンは3年ぶりか。一度、高速バスで大渋滞に巻き込まれて試合に間に合わなかった事があった(´;ω;`) 結局、その時は松本市立美術館を堪能して帰ったような記憶が薄っすらと。草間彌生サイコー!

 

松本駅からアルウィンまではバスで30分くらい掛かるけど、バスは15分間隔で来るし、そもそもシャトルバス無料だし、ぶっちゃけ移動のストレスはあまり無い。クラブとアルピコの協力体制スゴい。嫉妬。帰りのシャトルバスもガンガン来るから、試合終了直後はそれなりの長さになるバスの待機列もサクサク進むしストレス極めて低し。コレってアウェイ民にとってはホント重要だし、おかげでアタクシのような何度もこのスタに通っちゃう人間が現れるのではないだろうか。

 

街中にスタがあるのは理想だけど、車社会の地方部だと駐車場が広く取れる郊外にある方が助かる人間は多いんだろう。その上でシャトルバスをガンガン増発できる協力体制があれば文句なし。でも難しいよねえ。

 

スタは屋根がメインにしか無いことを除けばほぼ完璧じゃなかろうか。欲を言えばコンコースがもう少し広いと助かるかも。でもグルメも抜かり無いし、そもそも雰囲気がスゴくイイし、いちいち最高。

 

愛媛FC&一平グッズ売り場は大行列になっていた。こんなところにも松本サポのリテラシーの高さが!一平を嫌いなドメサカヲタはいない!(ような気がする…)

 

それにしても寒い。ダウン着てもいいくらい。今回ソフトシェルを一枚余計に持ってきたのは大正解だった。でも靴下が短くてそこが寒い。この季節の服装はホント難しい。

 

んで試合。当日のメモから。

 

愛媛、出足良い。ちょっと意外。もう少し硬く行くと思ってた。もう勝つしか無いという状態のなせるワザか。カウンターもイイ感じ。左も右も形作れてる。特に左。内田→表原のラインが面白い。左サイド奥のスペース使えてる。対して右の白井は序盤、心持ち守備よりなポジショニングだった印象。時間とともに上がって行った感じ。

 

かなりいいと話には聞いてたけど、確かに表原素晴らしい。ボール持ったらとにかく前向いて仕掛けていく姿勢にかつてのマナブの姿を幻視するのはアタクシだけではない筈。これで点が取れるようになったら本物だ。

 

守備もハマってた印象。特に息吹・秀仁のダブルボランチが出色の出来。愛媛にまともなボランチがいなかった時代を知ってる身としては隔世の感あり。やっぱりボランチ大事だよなあ。

 

んで後半。展開がオープン気味になってきたところで阪野が泥臭く決めてくれた。体ごとゴールに飛び込むような魂のゴール。コレで盛り上がる!と思ったら直後にPKで失点。くそう。帳尻かよ。

 

ここからメンバー交代しつつ、さらなるオープンな展開に。とは言え蹴り合いという印象よりも焦れずしっかり繋いでゴールを目指す丁寧な試合運びにトライしていたと思う。そこにもクラブの成長を感じてちょっと嬉しい。昔は後半早々に走り負けていた時もあったと言うのに…。

 

ただ、双方勝ち越しはできずに結果ドロー決着。ココで勝てないのがまだ何か足りないということの現れなんだろう。でも、それを差し引いても今日の試合は素晴らしかったと思う。弱者が取り得る工夫を全てやった上での戦いを見せてくれた選手・スタッフには最敬礼。

 

ボランチの二人、息吹と秀仁は完全に愛媛の心臓になったと思う。高い運動量と絶妙なポジショニング。あとは縦パスをビシビシ通せるようになったらA代表待ったなしだ。

 

内田・白井の両翼も大変素晴らしい。白井は前半、ちょっと自重気味にも感じたけど、それでも二人からのクロスと縦への意識は完全に相手を押し込んでいたと思う

 

あと表原。ボール持ったら前向いてドリブル。ゴール見えたらシュート。シンプルでエゴイスティックなプレー。でもスゴくイイと思う。あとは結果のみ。そしたらマナブや堀米に続く愛媛の小兵の系譜に名を連ねることを許されるだろう。

 

当たり前の話だけど、いい試合しても勝ち点3は持って帰れないんだからサッカーは難しい。でもいい所まで来てる…ように感じるのはアタクシだけではない…と信じたい。このメンツでのサッカーをもう少し長く観ていたいのですよ。

 

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 関係ないけどこのダンマク好き。

 

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