コドモ発射プロジェクト「なむはむだはむ」@東京芸術劇場シアターイーストを観る
ちょうど上手い具合に休みが合って、なおかつチケット取れたので行ってきた。ハイバイの前回公演を見逃していたので、それのリベンジであります。ちなみに前野健太氏のことはお名前くらいしか存じ上げておりませんでした。
中央に変わった形のステージがあり、両サイドに客席があるスタイル。なので向かいの客席がよく見える。ちなみにアタクシが観た回の向かいには最近前野氏が主演した映画の原作者と監督のコンビが居たという。やっぱり目立ちますなあ、あのお二人。
いきなり出演する3人が雑談なのかセリフなのかよく分からんことを話しながら舞台に登場し、そのままダラっとスタート。ハイバイのスタイルですな。今回は子供の書いたお話をその筋で名を成した手練の三人がよってたかって板に載せるという実験なので、はてさてどんなことになるのやらと見守っていると、そこはさすがのお三人、言葉やら音楽やらダンスやらを駆使して、あまりにもモヤッとしたハテナの塊を解体・再構築、「なんかヘンな味だけど、まあ食べられる料理」にしていく手際はお見事と言う他ないッス。特に森山未來の身体性はハテナの依代として想像以上の性能を発揮しており、ちょっとビビるレベル。この人、やっぱ凄いんですねえ。
全体的なルックは舞台美術も相まってサラッと描いたスケッチ的な印象が強いんだけど、ココから更に訳の分からないモノが産み出されそうな予感は他では中々味わったことのない感覚。できれば今後もこの公開実験を続けていって欲しいなあと思うのであります。
終演後のロビーにて発表される本日のセトリ。タイトル見てもなんのこっちゃ分からん。だがそれがイイ。