my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

藝「大」コレクション@東京藝術大学大学美術館を観る

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「深海2017」@国立科学博物館が予想以上に混雑しているっぽかったので、予定を変更して観に行ってきた。いや、元々観に行こうと思ってたんですけどね。

 

藝大と言えば歴史も古いし、収蔵しているお宝も山のようにあるんだろうなあと思ってたら、やっぱりそうでした。

 

実はこういったコレクション形式の、制作年代やら制作場所やらがごちゃ混ぜの各種取り揃えタイプな展覧会ってあまり観たことがなかったので、三歩歩くと時代を軽く数百年飛び越えてる事実にちょっとクラクラしてみたり。でもこういう形式も何が出てくるか分からない分、ちょっと楽しい。

 

個人的ハイライトは過去の藝大卒業生たちが卒業制作として残していった自画像の数々。美術界にそれ程明るくないアタクシですら名前を存じ上げているアーティスト達の若き日の作品群。中には「ははあ、コレはやってしまいましたなあ」的な青さ全開のブツもちょいちょい見受けられるのも楽しい。山口晃の作品はさすがのブレなさでちょっと笑う。イヤ、大好きです。

 

最後にあの有名な高橋由一「鮭」がドーンとあって、ちょっと感動。初めて見たのは美術の教科書じゃなくて切手だったような覚えがある。本物、ちゃんとあるんだな(←当たり前)

 

というワケで、色々と楽しませて頂きました。