上原ひろみザ・トリオ・プロジェクト@東京国際フォーラムを観る
METAFIVEを観た翌日、上原ひろみを観に東京国際フォーラムへ行ってきた。
上原ひろみのことは名前くらいしか知らない時期が長かったんだけど、バックでドラムを叩いてるのがサイモン・フィリップスということで俄然興味が湧き(なんたってアタクシ、元はHR/HM者ですから)YouTubeでここ数年のライブ映像を観たら大好きなタイプのサウンドだったので、いつかライブ観てやろうとチャンスを伺ってて今回上手い具合にタイミングが合ったという次第。こういうロックっぽいドラムの上で弾いて弾いて弾き倒すピアノというスタイルは大好物であります。それこそ昔はELPから、最近だとfox capture planまで。
ライブは予想以上に凄まじかった。クラシック畑の人が見たら激怒するんじゃないか?というほど暴れまわる上原ひろみの右足。立ったり座ったりとにかく忙しなく動いてるのに、休むことなく繰り出される超絶技巧 with多幸感溢れるニコニコフェイス。そしてそんな上原ひろみに合わせて、時に更に上へと引っ張り上げるベースとドラムの二人。明らかに演奏中はアイコンタクトしかしてないのに、その非言語的コミュニケーションの果てに寸分違わぬ絵を同時に描いてみせる三人の超人たちの宴。これを最高と言わずしてどうしますか。さらに加えてそこから放たれるヴァイブスが高尚なモノではなく、ただひたすらに多幸感溢れるものであるというのが素晴らしすぎる。演ってる方も聴いてる方も結果的に「音楽最高だな~」みたいな顔しちゃいますってコレ聴いてたら。
海外の人が見たらパッと見「小学生?」みたいなルックスの上原ひろみが、ただ音楽とじゃれ合ってウキャウキャしてる様を東京国際フォーラムみたいな良いホールで目の当たりに出来てアタクシ本当に幸せであります。次のアルバムのツアーも是非行きますわよ~。
上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト「SPARK」ジャパンツアー2016【SPACE SHOWER NEWS】