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my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

大仙厓展@出光美術館を観る

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突然の美術館巡りブーム到来中のアタクシ。今回は「大仙厓展」へ行ってきましたよ。

 

仏教には元々興味があって、ちょいちょい関連書を読んだりしてるけど(そもそも歩き遍路したのも仏教への興味が理由の一つなのだ)禅宗についての深い知識はあんまり無く、仙厓の名前も全然知らなかったレベル。ポスタービジュアルのゆるカワイさ一発で持って行かれた類いのアタクシでございます。

 

会場内はド平日ってこともあって年齢層は総じて高め。和装の女性が多く感じられたのは場所柄なんでしょうか。銀座のすぐそばだしねえ。

 

作品の多くには画賛が添えられていて、それが補助線的に機能するからド素人でも理解しやすくて助かる。なおかつ水墨画の描線一発の魅力が眼にズドンと入ってくるから、どの作品も頭のなかで捏ねくり回す前に好きになっちゃう。よく考えると柔らかなフォルムを一発描きで決めるんだからスゴいよなあ。習作が大量にあったりするんだろうか。

 

作品はシンプルな描線になって以降の作品が抜群に素晴らしくかつ面白い。収集した出光佐三の気持ちがスゲーよく分かるし、余白に宇宙を感じちゃうのも無理からぬところ。今回は過去最大級に絵葉書をお土産に購入してしまった。だってどれもカワイイんだもの、しょうがないじゃない。その中でも特に「布袋指月画賛」の表情と柔らかなお腹の表現には堪らんものがある。横の子供のプリケツの時を越えたぷりぷりぶりには、こういうモノを愛でるが感覚が日本人のDNAに刻まれてるのでは?という謎理論を提唱したくなる気持ちを抑えきれない。

 

CGがこれだけ発展してきているんだから、こういうゆるカワ水墨表現こそグリグリ動かして、世界に「ジャポンやべえ」とか思わせるべき…などという妄想が捗る素晴らしい展覧会。是非行くべき!

 

www.art-annual.jp