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my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

渋谷らくご@ユーロライブを観る

今月は行ってきたぞ。渋谷らくご。ちょうど週末が仕事だったこともあって、代わりに月火が連休に。その両日の18:00からの「ふたりらくご」を観てきた。

 

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まずは月曜日。柳亭小痴楽さんと隅田川馬石師匠の回。小痴楽さんの軽さ、マクラから全開。この軽さって他の噺家さんからは感じられないんだよな~と見るたびに思う。この軽さが独特のカワイさに繋がってるように感じる。もうちょっと遠心力が付けばドンと天下取っちゃいそうな雰囲気有り。あと「昭和元禄落語心中」の与太郎(後の九代目八雲!←ネタバレ)って最初はこんな感じだったのかなあ…なんて妄想が膨らむんだよなあ。終演後、私服に着替えてメガネを掛けた小痴楽さんをロビーで見掛けたけど、普通にイケメン。画像検索で気になった女子はしぶらくに来たほうがよい。

 

隅田川馬石師匠は毎度の高値安定。「締め込み」の浮気を疑われるおかみさんがとにかく絶品。かわいくて、凛としてて、なんかもうとにかくイイ。馬石師匠の噺、もっと聞きたいわ。

 

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そして火曜日。立川吉笑さんと古今亭菊志ん師匠の回。吉笑さんは「約百物語」何度観ても話し終わった後の蝋燭を吹き消す仕草で笑ってしまう。初めの「幽霊を見る」という目的が段々ズレていく様が面白いやら悲しいやら。仕事でもこういう目的を見失っていくことってあるもんなあ。そしていつもの親方の「ザワザワするな!」というツッコミがいい。今回もきっちり笑わせて頂きました。

 

続いて古今亭菊志ん師匠。マクラでの「しぶらく」と定席寄席の客筋の比較、どっちも来てる人は気悪くしないかな~なんてちょっとヒヤヒヤしながら聞く。そして「江戸っ子は啖呵を切りたいから切る」という話から「大工調べ」へ。初めは普通だなあなんて思いながら見てたけど、大家さんが割りといい人という設定でちょっと「おや?」と思い、そのまま棟梁と大家さんの場面を迎えて「成る程!」と膝を打つ。マクラのフリがここに生きるのか!「足りない分は待ちますよ」と大家さんが言いそうな流れに構わず棟梁が啖呵をドカーン!この解釈、いい!ホントにちょっとの解釈の違いなんだけどここまで噺の印象を変えられるとは。いや~やっぱり落語面白い。こういうの観ちゃうと確かに生でどんどん落語観ようって気になりますなあ。

 

というワケで今月は2日参戦できた渋谷らくご。発見も多くてやはり来て良かった。来月もなんとか都合つけて馳せ参じますぞ!