my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

トーマス・ルフ展@東京国立近代美術館を観る

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アタクシ、iPhoneでたまに写真撮るくらいで、一眼レフはおろかコンデジすら持ってないし、それ程写真に強い興味がある方ではないのですが。というか上の写真見ればセンスの欠片も感じられないでしょ!!!

 

そんなアタクシがトーマス・ルフ展を観に行く。すべてはこのブログを読んで「これは観ておかねばなるまいて!!!」という気分になったからなのであった。というワケで行ってきました東京国立近代美術館

 

wivern.exblog.jp

 

まあ騙されたと思ってこのブログ読んでもらって、それで特に何も感じなかったら別に何もしなくていいです。おウチでゴロゴロしててください。でも何かしら「むむむ!」と思うポイントが有ったなら是非竹橋から徒歩数分の東京国立近代美術館に行った方がええ。悪いことは言わん、そうした方がええ。

 

冒頭の巨大なポートレイト群を見て早くもアタクシの中の「なんじゃこりゃ」メーターがビョーンと振りきれる。Zeitungsfotosを見て「もしかしてこれってちょっとアタクシがTumblrでやってることにちょっと近いのかしら」なんて思って勝手に親近感(←恐れ多いよ!)

 

展示を見ていく内に写真を撮影することの意味、ひいては「そもそも写真って何だっけ?」みたいな禅問答的地平に一人放り出されているような不安&恍惚。解説を読み、展示されている写真を見ると沸き起こる「もう何でもありやないか!」というツッコミと、コンマ数秒後に続いて浮かび上がる「でもそれ、なんでダメなんだっけ?」という純度99.99%のボケ。もう会場にいる間は常に心はグラグラ&ワクワク。刺激的かつ脳味噌の疲労度がハンパない展覧会でありました。

 

単純に「巨大で美しい写真がたくさん見られる」という一点を目的に行っても、暫くはゲップが止まらないくらいの満腹感に襲われること間違い無しなので、まあ騙されてみておくんなせえ。オススメです。

 

www.momat.go.jp