Dinosaur Jr.@LIQUIDROOMを観る
HOSTESS CLUB ALL-NIGHTERでの来日が発表されて、行くべきか行かざるべきか悩んでいたところにワンマン発表。そりゃあ行くでしょ。というワケで、まだ新宿にあったLIQUIDROOMで観て以来のDinosaur Jr.のライブへ行ってきた。
当日はまさかの台風関東直撃。お外で肉体労働に従事しているアタクシとしては、これ以上ないくらいのバッドコンディションで仕事をこなし、なんとか開演前のLIQUIDROOMに滑りこむ。
前に観てからヘタすると約20年ぶりくらい?久しぶりの轟音に身を浸してアタクシ感動。轟音と言ってもただデカイ音ってのではなくイイ音だった。セトリも初期から最新作までのイイトコどり。とは言え青春期に聴いた作品群には時を超えて心を揺さぶられるものがある。改めてJのポップなメロディセンスの素晴らしさにはシャッポを脱がざるを得ない。
ルーのステージアクションと豪快なベースプレイもビックリするくらい良かった。あの弾き方については以下のTweetを読んで成る程と思ってみたり。
Jのギターについ耳や目が向きがちだったけど、ルー・バーロウのベースプレイが、かなりダイナソーのアンサンブルのキモになっていた。基本的にストロークが大振りで、複数の弦を常に鳴らしていて、単音での低音感でなく、和音全体で低音をデザインするような感じだった。
— THE NOVEMBERS (@THE_NOVEMBERS) 2016年8月22日
だから、ルーのベースを単体で聴くと、まるでギターのように腰高な部分が強調されて聴こえたりもしたんだけど、バンド全体になった時にピッキングする位置をヘッド側にあからさまに移動して低音寄りにしたり、仕事が目まぐるしかった。何より、Jのギターと混ざった時の塊感が良かったな。
— THE NOVEMBERS (@THE_NOVEMBERS) 2016年8月22日
さすがのプレーヤー目線。というかライブ来てたンすね。
まさかあの頃のバンドで一番やる気なさそうだったダイナソーが、途中休止期間を挟みつつも、なんだかんだで30年くらい活動を続けてて、なおかつ未だ現役感を失わずに前進し続けているって事実にはじんわり感じるものがある。ちょっと気恥ずかしくなっちゃうけど、勇気貰えると言うか。ライブ、行って良かった。