my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

『バーナード嬢曰く。』がアニメ化なんですって?

natalie.mu

 

マジすか?

 

1巻をKindleで購入、ゲラゲラ笑いながら読んだ後に「SF読みって面倒くさい連中なんだな…アタクシ含めて」と戦慄した読後感が今になってもイイ思い出と共に若干のトラウマを残している。そんな作品。

 

しかしアニメ化とは… 一体どういう層に受けているのか?全く想像できない。どこかに海外文学を熱烈に支持する団体とやらがあって、そこからの圧力とか?

 

これでイーガンがバカ売れしたらちょっと痛快。とはいえ残念ながらそんなことにはならないのであった。でもそんな夢を見たっていいじゃない、SF者なんだもの。

 

そうなのだ。作中で取り上げられてる作品に触れなくても『バーナード嬢曰く。』は楽しめるし、町田と神林がキャッキャしてるトコだけでも十分面白いじゃないか。そういう楽しみ方を否定するのは野暮天のすることである、と敢えて今のうちからこのwebの片隅で表明しておきたいと思うのであります。

 

よくよく思い出してみれば、アタクシなんぞ『ヒカルの碁』を全巻かなり楽しく読んだクチではあるが、ついぞ囲碁のルールは把握できず仕舞いのおバカさんだったし、でもそれで作品の面白さが減衰したかっていうとそんなことはなかったんじゃないかなあ…と思う。傑作と呼ばれる作品には、そういうあらゆる層を巻き込んでしまうマジックが宿っているとうことなんだろう。そういうことにしておいてください。

 

いずれにせよ「じゃあコレを観るの?」っていうと、その前に早くテレビ買え!っていう根本的命題と向き合うことになるのです。

 

バーナード嬢曰く。: 1 (REXコミックス)