acid android in an alcove vol.8 × THE NOVEMBERS PRESENTS 首@川崎CLUB CITTA' を観る
先日、ネタバレうんぬんで記事にしたライブを観てきた。
結果としてスゴく楽しいライブイベントでしたよ。行って悔いなし。
トップバッターはThe Novembers。何度かライブは観てるんだけど、いつも音源で聴くよりもカッコいい。というかライブの方が断然カッコ良すぎて、なんかもったいない気がするくらい。
▲THE NOVEMBERS 「鉄の夢」 from 1st DVD "TOUR Romancé" LIVE AT STUDIO COAST▲
僕はこの「鉄の夢」って曲がスゴく好きなんだけど、ウチで音源で聴くと正直未だにピンとこない。このカッコよさがCDに封じ込められたら最強なんだけどな~ 「黒い虹」もイイ曲だし、新作「ハレルヤ」マジで期待しております。
セトリはこちら↓
終了。感無量。 pic.twitter.com/DMMhMZC65Y
— THE NOVEMBERS (@THE_NOVEMBERS) August 11, 2016
2番手はacid android。これは正直スマンカッタ。僕にはちょっと分からん案件でした。別に既存のロック的文脈に沿ったステージアクションをしないのはダメ!なんてことは微塵も思わないけど(実際好きなバンドはそういうバンドばっかだし)、ココまで華のないモノ(ホントすいませんm(_ _)m)を観せられるとどうしていいか分かんなかったッス。音的にはちょっと好きな要素もあったんですけどね。ファンの方、ホントごめんなさい。
3番手は石野卓球。Depeche Mode縛りのDJ。コレがマジ最高。たぶん初期から「Violator」までの楽曲で構成されてた模様。まあコレがアガるアガる。サビ歌いまくりの踊りまくり。意外と周りの受けも良くってお客さんのリテラシーの高さも感じた次第。DJ中に「あれ?知らん曲だ…」って感じる瞬間があったんだけど、実はDepeche ModeだけじゃなくNitzer Ebbなんかも混ぜてたみたい。この辺りあんまり詳しくないんで、その時は分かりませんでした。
この曲も混ぜてました。カッコいいな!
んで4番手がアタクシ的真打スペシャルバンド登場。1曲目「Never Let Me Down Again」のイントロのギターが鳴り響いた瞬間、精神的に失禁ですわw
セトリは既報通り。一応演奏順に並べると
Never Let Me Down Again
Behind the Wheel
Personal Jesus
Walking In My Shoes
Enjoy The Silence
だったはず。
ザッとメンバーをおさらいしておくと
vo:KENT (Lillies and Remains)
g:土屋昌巳
ba:高松浩史 (THE NOVEMBERS)
key:TOM (PLASTICZOOMS)
dr :yukihiro (acid android)
という布陣。コレが本当にハマってた。特にvoのKENTが予想以上にデイヴ・ガーンっぽくて違和感なし。ここが微妙だと冷めちゃうけど、そんなことは微塵も感じさせない健闘っぷりでした。あと高松さんのベースも良かった。「Walking In My Shoes」とかベースがキーになる曲でも、手弾きの良さが原曲には無い新しい魅力を加えてたと思う。
あとやっぱり土屋さんですよ。Japanの「Oil on Canvas」でサリーちゃんのパパみたいな髪型して変なギターソロを弾いてたあの土屋昌巳が僕の目の前でジャズマスター弾いてる!という感動&興奮。生きてて良かった…
MCでは「たぶん今日ここに見に来てくれてるんじゃないかな?皆さんもたまには彼のことを思い出してくれると嬉しい」と先日亡くなった森岡賢について触れたりと(彼の在籍したSOFT BALLETもまたDepeche Modeの多大なる影響下にあったことは言うに及ばず、であります)スペシャルな空気感に包まれていたことは指摘しておいても罰は当たらないと思う次第。初めは「どうせ本家Depeche Modeは日本来ないから、デカイ音でデペッシュの曲聴けるなら行くのも悪くないかなあ」なんて軽い気持ちでチケット取ったんだけど、いやはやホント行って良かった。自分の嗅覚も案外信用できるな、なんてw
とにかくこのバンド、この一回で終わらせてしまうのはホント勿体無い。このメンツが土屋さんにとっての「高橋幸宏におけるMETAFIVE」みたいになったら素晴らしいんだけど、みんな忙しそうだからねえ(それ言ったらMETAFIVEもそうなんだけどw)