my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

映画『シング・ストリート 未来へのうた』を観た


『シング・ストリート 未来へのうた』予告編

いい。最高だ。多少なりとも「80年代」という時期を10代で過ごした音楽好きな人間に刺さらないワケがない。

  • 出てくる人物のルックスがいちいちイイんだよなあ。主要キャラクターは言うに及ばず、父ちゃん&母ちゃんや学校の先生、PV撮影に来てるエキストラっぽい男女とか。
  • バンドの音楽性&ファッション性がコロコロ変わる節操の無さがある意味80年代的と言えるのかも。個人的にはキュアー期が好き(笑)
  • あの頃のダブリンのどん詰まり感というか、「階層がハッキリ分かれてる」感の生き辛さみたいなモノは凄く伝わってくる。僕はムリw
  • 主人公3兄弟の距離感もイイ。一番重いものを抱え続けていた兄ちゃんの告白は泣ける。現実の長男・長女には刺さるんじゃなかろうか。
  • ヒロインがちょっとモリー・リングウォルドっぽく見える瞬間が。ジョン・ヒューズへのオマージュちょっと入ってる?
  • 個人的な要望を敢えて挙げるなら、バンドメンバーをもう少し掘り下げて欲しかった。尺的にも厳しくなるし、物語的にも散漫になる可能性が出てくるからあの位の按配になったんだろうけど、それでも1エピソードでもいいから全員で何かを感じるシーンがあったら最高だったんだけど。

凄く楽しめたので、ジョン・カーニーの別の作品も観てみようと思う。

 

シング・ストリート 未来へのうた (オリジナル・サウンドトラック)

シング・ストリート 未来へのうた (オリジナル・サウンドトラック)