my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

Belle and Sebastian JAPAN TOUR 2017@Zepp Diver Cityを観る

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仕事をフルパワーで終わらせて、マッハで移動。ねんがんのベルセバを観てきた。

 

元々はベルセバって全然いいと思えなくて、80年代のネオアコ勢に比べてなんだかなあと思っていたんだけど、スチュアート・マードックが監督した映画「ゴッド・ヘルプザ・ガール」を観たら突然天啓のようにベルセバの楽しみ方が理解できたというか、評価が反転しまして。それからは大好きなバンドとしていつかライブ観たいなあと思っていたのであります。

 

ライブは観る人が観たら「ユルい」と評する類のモノかもしれないけど、アタクシ的にはハッピーなヴァイブスが横溢する最高に素晴らしい空間でございました。多人数のメンバーが楽器を取っ替え引っ替えやる姿は、なんだかそれを観るだけで楽しいものでございます。

 

そしてスチュアート・マードックが若い!真面目にトレーニングを積んでいるだろうフレッシュな姿に軽やかな動き。終始ご機嫌で名曲を歌い上げる姿に正しきポップスターを観たような思いが。隣りにいるスティービー・ジャクソンがある意味典型的な英国人男性っぽいのでスゲー良い対比に。そのスティービーもMCでは楽しくご機嫌だったんですけども。

 

途中、メンバーの一人がTeenage Funclubにも関わっているということで、突然「The Concept」の一節を披露するという全インディーファン感涙のシーンがあったりして、なんだか音楽を聴き続けてきて良かった…みたいな感慨が湧いてきてみたり。

 

そしてハイライトは「The Boy with The Arab Strap」でオーディエンスをどんどんステージに上げてみんなで踊るところ。こういう演出、定番でやってるんですなあ(恥ずかしながら知らなかったのです)メンバーのみならず、ファンも全員がなんだか心底楽しそうで個人的にはスゴくアリだなあと思った次第。最近、ステージに関するイヤな事件が色々あったりしたから今後は難しくなっていくのかもしれないけど、ネオアコ聴いているような人間なら大丈夫なような気がしなくもない(無責任)

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名曲が多いバンドだから、また日本に来てくれたら足を運んでしまいそう。その時の為に「The Boy with The Arab Strap」のリコーダーのソロパートを練習しておこうと思います(え?!)

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