my little underground

世を儚む地下生活者が珍文・奇文の類いを日々量産しています

諸君、NEGi FESの詳細が発表されたワケだが

結果、行くしかないヤツでしたね。

 

natalie.mu

 

以前アタクシ、こんな妄想を垂れ流しておったのですが…

yukikaze-ox4.hatenablog.com

今のところTBA状態が続いてる今年のNEGi FES。ココにKIRINJIとHomecomingsとか来ちゃったらどどどどうしよう?! 見える…アタクシには見えるぞ…Homecomingsをバックに「ともだちがいない!」を披露し、そしてKIRINJIをバックに「愛は光」を披露する笑顔の三人の姿が…!。 

 

さすがにKIRINJIはいませんけれども、ホムカミはマジで来ちゃいましたよ!いや~まさかまたもや妄想が具現化するとはねえ。ということは、だ。これはアレですよ。Negicco + ホムカミで「ともだちがいない」披露フラグって理解でよろしいですな?同志諸君?

 

妄想の具現化にはしゃぐおじさんの妄言はさておき、コレを機会にネギヲタの紳士淑女にホムカミの素晴らしさが伝わると良いなあ、とアタクシはマジで思うちょります。ホント、素晴らしいバンドなんですよ、そこのあなた。

 

最新EPのリードトラック。3:00過ぎのギターカッティングを聴くと、なんでこんなに心がぎゅーっとなるんですかね?もうね、魔法ですよ。多分。

www.youtube.com

 

個人的ベストトラック。この映像に付けられた「荒井由実 meets Teenage Fanclub」というコメントがすべてを表してるように思いますよ。この、荒れた大地にすっくと立つような、蒼い感情の塊の美しさを感じてはくれまいか。


Homecomings "PERFECT SOUNDS FOREVER"(Official Music Video)

 

もちろんホムカミ以外にも素晴らしいアクトが。不勉強故あまり存じ上げない方もいらっしゃるのでこれから予習、予習&予習だ。

 

…とまあすでに行く気満々のアタクシですけども、ちょっと懸念材料がございまして。実はNEGi FESのある同じ週にベルセバのライブもありまして、もう既にチケット押さえちゃったんですわ。流石にこの週に何度も休みくれ!って職場の人に言ったら怒られるかも…。こういう時のために率先して人の嫌がる仕事をこなしてきたアタクシの交渉力が今、問われている!なんちて。あとは出たとこ勝負だ!

 

現場からは以上です。

「馬琴と国芳・国貞」展@太田記念美術館を観る

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ここ数ヶ月ご無沙汰しておりましたが、また国芳が拝めるということで久しぶりに太田記念美術館へ行ってきた。

 

滝沢馬琴というか曲亭馬琴。「南総里見八犬伝」の作者ということしか知らんけど、その「八犬伝」も実はちゃんと知らないという。アタクシの幼き頃に角川映画版が公開されていた記憶がうっすらあるので、何となく玉梓とか伏姫なんていう登場人物の名前には覚えがあるような、まあその程度。あと小~中学生くらいの頃にOVA版があった気がする。当時はNewtype読者だったので、発売スケジュールが伸び伸びになっていったのをリアルタイムで目の当たりにしていたのですよ。その後、完結ってしたのかな?

 

そんなこんなで「八犬伝」と「椿説弓張月」を中心に国芳・国貞が手掛けた馬琴に関する作品を集めたこの展覧会、いやはや中々に壮観でありましたよ。

南総里見八犬伝 - Wikipedia

椿説弓張月 - Wikipedia

 

やはり「八犬伝」も「弓張月」も内容が内容だけに国芳との相性がちょっと良過ぎる。芳流閣を描いた作品は特に構図やらモブの表情やら全てが最高。ちょっと広角な画面設定はどこからの着想なのかなあ。

 

国貞は解説によると国芳が武者絵でブレイクして以降、そちらのジャンルに手を出すことは殆どなかったそう(弟弟子に任せていたということらしい) だけど役者絵の一環として馬琴関連の作品を相当数残しているそうな。構図も国芳に負けず劣らずフレッシュなモノばかり。同門による切磋琢磨美しい。

 

面白いのは国貞の作品はあくまで役者絵なので、配役が変わると同じ絵の顔部分だけ差し替えて新作にしちゃうところ。別の作品を同じ役者で比べてみると、ちゃんと同じ顔になってるんだよなあ。こういうの面白い。まあ広告としての機能を求められてるんだから当たり前なのか。どの作品を見ても明らかにロンパってる市川海老蔵とか実際もこういう風貌の人だったんだろうねえ。坂東しうかという役者さんは国貞の絵で見る限り相当個性的なお顔立ちに見えるけど、写真とか残ってたら是非見てみたいものであります。

 

ちゅーワケで今回もしっかり堪能させて頂きました。8月と9月には二ヶ月連続・テーマを変えての月岡芳年特集が組まれているらしいので今からワクテカが止まらない。みんなも行こう太田記念美術館

 

www.ukiyoe-ota-muse.jp

www.ukiyoe-ota-muse.jp

ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展@Bunkamura ザ・ミュージアムを観る

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もう公式サイトにある代表作をサッと見ただけで「コレは行かねばなるまい!」という気持ちになってたソール・ライター展。渋谷らくごの会場ユーロライブのすぐ近くのBunkamura ザ・ミュージアムでの開催なので、2つを絡めた日程で観に行ってきた。

 

ちょっと前にソニーコンデジDSC-RX100」の中古を手に入れて、色々とパシャパシャ撮ってはいるんだけど、どうにもこうにもヘンな写真しか撮れず人知れず凹む日々を送っていたので「こういう展覧会を観たら何かヒントが得られるかも」なんて都合のいいことを考えつつ一回り。うーむ、どうしてこう「バチッ」と決まったカッコいい写真になるのか、結局全然分からん。ただもう、どの写真も自分の好みにハマりすぎてて最高に楽しい展覧会だったんだけれども。

 

手前に窓枠やガラス、鏡等々を挟み対象に真っ直ぐアプローチするというより搦め手から覗き込むような感じ。ストレートに視線が届かない感じは何に由来するものなのか分からないけど、アタクシの性格というか性分にはジャストで、コレは真似したいとか思ってしまった。とは言え、さてコレを真似ることを実際にやってみようと頭の中でシミュレーションしつつ作品に対峙してみると、どうしてこんなにカッコ良く決まるのか皆目見当がつかない。何らかの魔術に依るものとしか思えなくなってくる。カラーの作品が並ぶゾーンに入るとそれは尚更で、こんなに構図と色彩が決まった一瞬を逃さずにいられるには一体どうしたら良いものやら途方に暮れるのみであります。

 

絵画作品や写真に着彩した作品を観ると、カラー作品に共通する鮮やかなイメージはコレを再現する為のオルタナティブなアプローチだったのだなあと気づくようになっていて、展覧会の構成的にもとても良かった。

 

まあとにかく、やっぱ写真家ってスゲーんだな、などという三歳児的な感想が脳内を駆け巡りつつ、視覚への刺激過多で身体がホワンホワンしながら会場を後にするアタクシなのでありました。

 

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